韩国の规制および资本市场を取り巻く法的环境は、この2年间で大きな変化を遂げました。この変化は、これまで韩国市场への进出に慎重であった日本の投资家や公司にとっては、その戦略を见直す絶好の机会をもたらしています。
今般の韩国の法的环境の改革は、构造的かつ広范に及んでおり、时には复雑です。しかし、改革に复雑さが伴うからといって、この改革が韩国市场への関与を妨げる障壁として捉えられるべきではありません。高度に発展し、构造的な补完関係にある日韩両国の経済の长きにわたるパートナーシップの强化という観点から见れば、韩国で法的环境の改革が进むことは、日本の投资家や公司が韩国市场により深く関与することへの障壁ではなく、むしろそれを促すものとして理解されるべきです。
韩国の改革が高める韩国株の魅力

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弁护士(韩国、米国ニューヨーク州)
Lee & Ko
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韩国の株式市场は近年、活力を取り戻しており、KOSPI(韩国総合株価指数)は、コーポレートガバナンス改革への期待と、半导体や先端製造などの主要产业における坚调な业绩を背景に、投资家の信頼感が高まっていることを反映しています。
数十年にわたり、外国人投资家は、いわゆる「コリア?ディスカウント」――世界の同种公司と比べて韩国株が恒常的に过小评価されていること――を大きな悬念事项として挙げてきました。その原因は多岐にわたりますが、ガバナンスの不透明さ、支配株主の优位性、少数株主保护の不十分さが、一贯して主要な要因として指摘されてきました。
政府は现在、これらの悬念に対処するため、明确かつ継続的な措置を讲じています。商法の相次ぐ改正に加え、コーポレート?バリューアップ?プログラムは、この评価の格差を缩小するという明确な政策的コミットメントを示しています。
日本の投资家にとって、この改革の方向性は驯染み深いものに感じられるはずです。日本がコーポレートガバナンス?コードとスチュワードシップ?コードの导入を契机に、コーポレートガバナンスを変革してきたのと同様に、韩国も透明性、説明责任、株主価値を重视する方向へと転换を进めています。その道のりが日本にとって驯染み深いだけでなく、韩国は、日本と同じ方向へと歩みを进めつつあります。
韩国商法下のコーポレートガバナンス改革

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弁护士(韩国)
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近年で最も重要な法的変化は、韩国商法に基づくコーポレートガバナンスの枠组みを包括的に见直したことです。
2025年7月に施行された第一段阶の改正では、取缔役の忠実义务が明确化され、会社および全株主の利益のために行动することが求められるようになりました。同时に、大规模上场公司――通常、资产が2兆ウォン(13亿8000万米ドル)以上のKOSPI上场公司――のガバナンス基準も强化され、取缔役の少なくとも3分の1を独立取缔役とすることなどが盛り込まれました。
また、监査委员の选任に関する改革も重要です。分离选任手続の导入および支配株主の行使しうる议决権の上限を3%とする议决権制限の导入は、公司の意思决定构造における権限の均衡を図る意义深い试みです。
その后、2025年9月の改正では、大規模上场公司における累積投票が義務化されるとともに、監査委員会委員の分離選任の対象が拡大されました。
さらに、2026年3月の最新の改正では自己株式制度が大幅に见直され、取得した自己株式を1年以内に消却することが义务付けられるとともに、当该株式には议决権および配当受领権が认められないことが明确化されました。
これらの措置を総合すると、少数株主保护の强化、取缔役会の独立性の向上、透明性の向上に向けた构造的な転换を示しており、最终的には资本の健全性という原则を补强するものです。
日本の机関投资家や戦略的パートナーにとって、この改革の歩みは日本がたどった経験と多くの共通点があります。重要なのは、両法域が大陆法の基盘を共有しつつ、グローバルなガバナンス基準に适応している点であり、整备が进む韩国の枠组みは日本にとって驯染みやすく、実务面でも対応しやすいものになっています。
韩国の「黄色い封筒法」改革

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近年の立法动向の中でも、労働组合及び労働関係调整法の改正――通称「黄色い封筒法」――は大きな注目を集めています。
この法律は、「使用者」の定义を拡大し、労働条件を実质的に支配する事业体を使用者に含むものとしています。その结果、亲会社は、一定の状况において、下请业者に雇用された労働者に対しても団体交渉义务を负う可能性があります。
正当な労働争议の范囲も拡大され、争议行為に起因する损害赔偿请求には制限が设けられました。
一见すると、これらの変更は法的エクスポージャーの増大をもたらすように见えるかもしれません。しかし、复雑化するサプライチェーン构造の下で使用者责任を再定义するという、より広范な世界的潮流の一部として捉えるのが适切です。
日本は、重层下请构造や间接雇用において、同様の问题に长年取り组んできました。韩国のアプローチは、日本の判例法理で形成されてきた枠组みと概ね整合しています。たとえば、1995年の最高裁判决(朝日放送事件)は、直接の契约関係がなくとも、基本的な労働条件に対して现実的かつ具体的な支配力を行使している场合には、団体交渉上、当该主体が使用者として扱われ得ることを认めました。
労务ガバナンスの枠组みが确立され、强固なコンプライアンス体制を有する日本公司にとって、これは未知の领域ではなく、国际的に认知された基準への接近を反映するものです。
韩国における中核技术规制の强化
改革のもう一つの重要分野は、国家核心技术をめぐる规制体制の强化です。
2025年7月に施行された产业技术の流出防止及び保护に関する法律の改正法は、国家安全保障上重要と判断される技术に対する政府の监督権限を强化しています。当局は国家核心技术として指定することができ、指定された技术は登録および规制上の监督の対象となります。
行政罚および刑事罚は大幅に引き上げられ、重大事案では最大65亿韓国ウォンの罰金が科される可能性があります。加えて、違法な越境取引に関して是正命令が出された後、これに従わない場合には、制裁が継続して課される可能性があります。
日本の投资家にとって、この枠组みにより、とりわけ技术主导型M&Aにおいて慎重なデューデリジェンスが求められることになるものの、その规制の考え方自体は目新しいものではありません。日本でも、経済安全保障および输出管理の枠组みが、同様の方向性で整备されてきました。
重要なのは、韩国の规制当局が一贯して、対立的な取引と信頼に基づくパートナーシップを区别している点です。正当な合弁事业、共同研究开発、透明性のある技术共有の取り决めは、规制强化の対象ではなく、むしろ奨励されています。
この意味で、当该规制枠组みは障壁というよりも、むしろ长期的で透明性が高く、相互に利益をもたらす协力を促すためのフィルターとして机能します。
日本にとって高まる韩国の投资妙味
このような状况の下で、韩国は日本公司にとって依然として魅力的な投资先です。
両国経済の构造的な补完関係は、引き続き大きな强みとなっています。半导体、电池、ディスプレイ、先端製造业における韩国の世界的な竞争力は、日本の产业ニーズおよび技术力と密接に噛み合っています。
同时に、AIや先端技术をめぐる国际竞争が激化する中で、强靱なサプライチェーンを构筑するという戦略的な利益も両国で共有されています。
韩国の労働力は高度な技能を有し、OECD诸国の中でも高等教育修了率が高水準です。研究开発へのコミットメントも顕着で、GDP比で见たR&D支出は世界的にも上位を保っています。
重要なのは、近年のガバナンス改革が、これまで海外投资を踌躇させてきた悬念に正面から対処しているということです。透明性の向上、少数株主保护の强化および取缔役会の独立性の向上が相まって、情报の非対称性と投资リスクを低减しています。
日本の投资家にとって、これは、より予见可能で投资しやすい市场环境であることを意味します。
复雑さが示す投资家保护の强化
最も重要な问いは、韩国がさらに复雑になったかどうかではありません。たしかに、复雑になったのは事実です。しかし、最も重要な问いは、その复雑さが国际基準への适合性と投资家保护の强化へと向かう制度の変化を反映しているかどうかです。答えは明确に「驰别蝉」です。
长期的な戦略视点で韩国市场に向き合い、现地パートナーシップへの投资や共同イノベーションへの関与を行うとともに、整备が进む法的基準にガバナンス実务を适合させてきた日本公司は、有利な位置に立てる可能性が高いでしょう。
より広い観点から见ると、日本と韩国は、経済、文化、制度の面で改めて関係を深めつつあります。法制度は异なるものの、両国は共通の価値の下でともに発展を続けています。
规制环境を理解し、これを戦略的に活用する努力を惜しまない公司にとって、韩国市场は、単なる机会にとどまらず、持続的な戦略的成长のためのプラットフォームを提供します。好机は明白であり、今がまさにその时です。
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